エンジニアの価値
私も普段はSIerをdisってばかりですが、じゃあWeb系が至高とも言い切れないモヤモヤを抱えて生きてます。
イケてる環境のWEB系の労働生産性がイケてないSIerのたった三割しかない件 - プロマネブログ
資本主義における自由市場経済ではお金がものをいうわけで、すなわちお金の生産性として語るほうが指標としてはわかりやすい。
金で測るエンジニアの生産性
経営者の力量や営業の成果との比は単純に比較しようもないので、ポジションによる影響を無視すると、エンジニアの生産性は以下で示される。
エンジニアの生産性をあげるには、高付加価値のプロダクトを作って売上立てるか、プロダクトの生産効率を上げて開発人数減らすしかない。エンジニアの考える生産性ってコード書いた量とかスピードに注目されがちですが、それにも当然限界があって、いかに付加価値を作るかを考えねばならない。
どこかで聞いた文句、「売上はすべてを癒やす」とはエンジニアの生産性にも寄与しているわけです。利益あってのエンジニア。
エンジニアの幸せ
エンジニアは技術が好きだからやってるわけです。お金だけでは満たされない。
クールなプロダクトを作りたい。
最先端の技術を使いこなしたい。
最高の開発環境でストレスフリーにコーディングしたい。
オシャレなオフィスで、そしてたまにスタバでドヤりながら仕事したい。
やることやってれば、出社時間・勤務時間なんて自由でいいと思う。別にイヤホンで音楽聴きながらやったって誰かが迷惑するわけでもないし。私も激しく共感します。
エンジニアの給与
SIerの世界なんて数億程度のプロジェクトなんてざらにあるし、そんなの小さい部類です。SIerの顧客って大きなお金を動かせる人が多いし、特注の作り込みが必要なら値段ふっかけるもんです。結果として売上・利益も大きく、ひいては給与も高いと期待できる。
Web系で働いてたとき、「俺のほうができるのになんであいつと給料変わんないのか」とか愚痴ってる人いたけど、会社内の相対的な差を気にしてもしょうがないと思う。その人は転職して給与あがって、めでたしめでたし。結局、お金は気になるわけですね。
給料あげたい? Welcome to SIer as Project Manager!!
(プロマネは責任も大きいわけで、でかいプロジェクトでこけると何人か首飛びますけど。)
エンジニアの価値をあげるにはどうするか
Web系の人たちは技術力向上において、すごく努力してると思います。SIerで見た「俺、人集めるしかできない」とか言って丸投げしてた方より、よっぽどWeb系で頑張ってる人を尊敬してます。
でも、技術だけでは足りない。どうやって価値を上げるか。
私は、桁違いにスケールの大きな夢を真面目に追う人を、エンジニアリングで応援するのがいいと思ってます。例えば、火星に行くとか言ってるクレイジーな天才など。
その夢が叶ったとき、巨大な利益と技術力(エンジニアリングとしての生産性)が相まって、エンジニアの価値が真に高まるでしょう。
あってもなくてもいいようなサービスとか、浮き沈みの激しいゲームとか作ってても、いつまでもエンジニアの価値は上がらないんじゃないだろうか。