Facetimeオーディオ/LINE/Skypeの音質比較
前回のエントリーでは、Facetimeオーディオの音質について調査しました。今回は、Facetimeオーディオ/LINE/Skypeを比較してみます。
調査内容
可聴領域の広さ
条件
環境:iPhone5S(Softbank 4G)<--> iPhone6(docomo LTE)
実験音源:http://cse.fra.affrc.go.jp/akamatsu/at/10/AuditoryTest.html
結果
周波数 | Facetimeオーディオ | LINE | Skype |
---|---|---|---|
6kHz | 〇 | 〇 | 〇 |
7kHz | 〇 | 〇 | 〇 |
8kHz | 〇 | 〇 | × |
9kHz | 〇 | 〇 | × |
10kHz | 〇 | 〇 | × |
11kHz | △ *少し遠い | 〇 | × |
12kHz | × | 〇 | × |
13kHz | × | 〇 | × |
14kHz | × | 〇 | × |
15kHz | × | 〇 | × |
16kHz | × | × | × |
考察
あれ、あれれ。LINEがすごい。15kHzまで聞こえました。可聴領域は一番です。
でも、ほんと個人的な主観だと人の音声はそれほど聞き取りやすいとは感じないんよ。
つまりね、可聴領域が広ければいいというわけではない!ということな気がしてきた。
で、もう少し詳しく感じたことを言うと、LINEは15kHzまで高い音がキンキンに聞こえるんよ。なのに16kHzになったとたんぴたっと聞こえない。
それに対してFacetimeオーディオの高音域は聞こえるといえば聞こえるけど、11kHzに近づくにつれて段々小さくなる。
ここから推察されるのは、Facetimeオーディオは人の音声が聞き取りやすいようにイコライジングしてるんじゃないかと。
高音域は聞こえるけど抑え目にして(コンプレッサかけてる)、人の音声の1kHzあたりを中心に増幅してるわけじゃないかな。
LINEは16kHzからすぱっとリミッターかけてる感じ。
これはちゃんと調査するなら周波数成分比較をしなければならぬな。
また時間があれば、そのうちやりたいと思います。